春日名号曼荼羅

機関管理番号
1211-0
分類
絵画
作品名かな
かすがみょうごうまんだら
員数
1幅
時代世紀
鎌倉時代・14世紀
品質形状
絹本 著色 掛幅 一幅一鋪
法量
縦76.2 横42.2
銘文等
中央部金泥書「春日大明神」
所蔵者
奈良国立博物館
 春日社の神体山(しんたいさん)である御蓋山(みかさやま)を背後に、桜や松などの木々が茂る春日野の景観を描き、その中央に「春日大明神(かすがだいみょうじん)」の名号(みょうごう)を金字で大きく記す。中央の参道や土坡(どは)、霞に金泥(きんでい)を掃くのは、神域の荘厳(しょうごん)を意図したものである。画中に春日社の社殿が一切描かれないのは春日曼荼羅(かすがまんだら)としては異例であり、春日神の存在を象徴する社殿と置換可能な礼拝対象として、大明神号を表したと考えられる。樹木などの精緻な描写が鎌倉時代中期の春日曼荼羅に共通することから、制作は十三世紀に溯(さかのぼ)るとみられる。
 なお、米国・イェール大学美術館本に表される大明神号が本品とほぼ同じ書体を踏襲することから、これらの春日名号曼荼羅は元来、扁額(へんがく)などに記された由緒ある大明神号に依拠して成立した可能性があるだろう。

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