当麻曼荼羅

機関管理番号
1008-0
分類
絵画
作品名かな
たいままんだら
員数
1幅
時代世紀
鎌倉時代・13世紀
品質形状
絹本 著色 金泥 截金 掛幅
法量
縦181.3 横179.3
銘文等
軸木内刳面墨書「日暦應二年九月十三日奉修複畢 南閻浮堤大日本國河内國河内郡淨土院御本尊當麻曼荼羅也 修複大工僧慈光 願主僧教仙 見順 良圓 圓智 相眞 良覺 淨専 下僧慶萬 月氏人 頼重 寂妙 圓春 成乘 定圓 範源 有成 實圓 實慶 良範 了仙 圓了 範祐 頼辨 火散位忠祐 信明 淨眞 妙性 忍性 忍妙 圓性 信圓 眞智 賢信 岩鶴女 熊野女 春谷女 慈氏女 生子女 水過去者 印蓮 頼實 大義 道忍 寅坊 又兵衛丞 初若 義元 際覺 良實 本際(西) 阿圓 土用鶴 道忍 西頼 蓮性 善阿 多阿 實源 姫
所蔵者
奈良国立博物館
 本図は旧軸木内刳面に暦応二年(一三三九)の修理銘があることから、制作は十三世紀と考えられる。修理銘によれば河内国河内郡浄土院本尊の当麻曼荼羅であった。この銘は「当麻曼荼羅」という古い使用例としても重要であり、十四世紀の段階で当麻曼荼羅を本尊とする寺院が河内に存在したことを示す貴重な作例である。銘文には修復僧慈光、願主僧教仙以下、結縁者の名が連ねられている点も興味深い。実範(じっぱん)や重源(ちょうげん)、忍性(にんしょう)など南都の著名な浄土僧の名が挙げられるほか、末尾には當麻女という名もある。河内浄土院については不明だが、本図は南都ゆかりの念仏聖(ねんぶつひじり)が関わって修復された可能性が高いだろう。本図は五幅一鋪の画絹に描かれている。図像は諸尊を金泥塗とし、九品来迎を立像形式で表すなど浄土宗系とされる傾向を示すが、十六観の阿弥陀を肉身、衣とも白色で表すなど特殊な図像表現も見て取れる。比較的早い時期の写しで図像が確立されていなかったか、あるいは何らかの解釈を反映した表現なのか検討を要する。

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